--.--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


2010.07.02

ハッとした  「暑いしえぇわ」と「夏でもお燗」

先日のこと、晩ご飯が終わってうちのかみさんが熱いお茶を飲んでいた。
「飲む?」と訊かれて
「暑いしえぇわ」と僕。
「どうせ後でお燗を飲むくせに」

と笑われて、ハッとした。

確かにそやわ。
暑いくせにお燗なら良くて、熱いお茶はあかん?

「そもそもお茶では酔えへんやん」という根本的な問題(笑)はあるにしろ、冷たいお酒が好きな人が
「お燗は暑いしえぇわ」の一言で終わってしまうのと構図としては一緒。

むろん燗酒飲みの都合で語るならば、
「お燗のほうがこざっぱり飲める」とか
「冷房なんかで篭っている身体の中の冷えを解消してくれる」とか
「夜中に喉が渇いて目覚めることが少ない」とか
まぁ酒を飲まへん人には呆れられるような理由が出てくるわけで……。

でもそれは「夏でもお燗」という
「なんで我慢比べやってんの?」と言われてしまうような変わった人間の理屈&体験談。
いくらそれを言ったところで
「でも暑いやん」の前にはそう簡単に変わるもんではない、と思う。
冷たいお酒が好きな人に、冬ならともかく夏にお燗を飲んでもらうというのは、これはもうなんというか極めて難しい事なんじゃなかろうか。
そんな事を思ったりした。

「ん?でもちょっと待てよ」
「ほななんで僕自身は夏でもお燗を飲むようになったのか」

ちょっと考えてみたら、答えはすぐに出た。

「旨いから」

旨いから飲む。
「なんでもお燗」ではなくて、冷たいほうが旨いんやったら冷たくして飲めばいい。
やけどAというお酒があって、そのお酒を一番楽しめる温度帯がお燗によって引き出されるから、お燗をつける。
燗酒を飲む。
僕自身が好きなお酒のほとんどがお燗で美味しいお酒であって、そうすると冷やして飲むという概念は希薄になってしまう。
「夏でもお燗」になるわけだ。

逆に言うと、冷たいお酒が好きな人は冷たくして美味しいお酒が好みであって、
「お燗つけるともったいない」というのは至極もっともな事なのかもしれない。

結局のところそれぞれ棲み分けをしていて、あんまりどっちかに偏ることもなく満遍なくというのが酒屋としての正しいあり方なんやろうなぁと思う。
自分の好みじゃないお酒は、在庫になった時に飲めなくて困る事を理由に、それを仕入れないようではあかんわけですな。
まぁただ自分の好みじゃないお酒を薦めるってのはほんまに難しくて、今後の課題とするべきなのか、あるいは我が道行くのか。
って傍から見ると我が道行ってるよと言われるのかもしれへんけど、これでもけっこう揺れるわけです。


ということを考えつつ、このブログに下書きしつつ、あまりの眠さに寝てしまったら、某蔵元に
「うちのお酒をもっと取り組んで……」と言われる夢を見て、あまりの寝苦しさに朝4時ごろ目が覚めた(笑)。


ぐだぐだと書いたけど、
「でも暑いやん」を「夏でもお燗」にするには、能書き云々ではなく「旨いからお燗」を体感してもらうしかない。
そのハードルをクリアする方策を考えるのが仕事やなぁと、改めて思った次第。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ 店舗名 : 野村屋本店
■ 店舗住所 : 〒295-0011 千葉県南房総市千倉町北朝夷212
■ 店舗URL : http://nomuraya.shop-pro.jp/
■ メール : 右カラム内にあるメールフォームからどうぞ。
■ 電話 : 0470-44-0007

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
関連記事


この記事へのトラックバックURL
http://nomurayasake.blog74.fc2.com/tb.php/610-c9c1c287
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント
管理者にだけ表示を許可する
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。